後期 森博嗣の読み方
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/09/05
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (136件) を見る
だらだらーーーとよんでいって、ようやく最新刊まで追いつきました。
「四季」を書いて森博嗣さんの書きたいことは終わってしまったのではないかと、そう思わないでもないですが・・・
基本的にGシリーズは推理小説ではなくて、森博嗣さんの天才観とか、社会観とか、そういうものと対話するつもりで読むとよいと思います。最近の森さんの小説の、ダラダラ感は、「凡人を書くことに飽きちゃった」というところに起因するのかなと思います。最近、出てくる人の頭がよすぎるんですね。。だから、推理小説定番の、「凡人は全然気づかなくて解明できないのに、名探偵がずばーっと解決してくれるぜ!」って感じにならない。もうそういうの面倒くさいんだと思います。
自分としては、終わった物語の後日譚として読みながら、たまに書かれる気になる見解を頭に留めればいいやって感じです。でも、思考回路が似てるからか、読んでるときは頭がふんわり浮遊して思考の海をさまようみたいな感じですごく好きです。
SMシリーズとかVシリーズとか売っちゃったのすごく失敗したなあ・・・もう一度読みたい。絶対発見があると思うのです。ちなみに四季は売ってないです。直感的にこれは必要だと思いました。
ところで、西尾維新はいまいちだったんですけどSAMさん何かお勧めください><